結婚式をより思い出深い素敵なものにしたいと考えたとき、ありきたりなものではなく、少し個性的なアイデアや素敵な演出を取り入れたいとは思いませんか?
結婚式はより思い出深い素敵なものにしたいですよね。定番の演出も気になりますが、先輩花嫁があまり行っていない演出アイデアを取り入れて、オリジナリティのある結婚式を挙げたいプレ花嫁様は多いのではないでしょうか?
世界には昔から大切にされてきた様々な結婚式の儀式があります。
どれもご結婚するお二人を祝う想いの詰まった素敵なセレモニーばかり。
今回は、想いが詰まった世界の結婚式演出アイディアを6つと番外編をご紹介します。
目次
その1.
ネイティブアメリカンの文化が由来!「サンドセレモニー」
新郎新婦様が、それぞれ違う色の砂を1つの容器に注ぐ儀式です。
砂は一度混ぜると分けることは困難なため、縁起がよいとされています。
また、できあがった模様は世界でたった1つのオリジナルの芸術品となるので、お二人の新居に飾るインテリアとしてもピッタリです。
新郎新婦様が好きな色を選ばれてもいいですし、思い出のビーチの砂や、お二人の出身地の砂、というのもロマンチックです。
入れ物には、ガラスのように透明で中がきれいに見えるものがおすすめ。ハート形やフレーム型など容器の形に凝ってもいいですね。
サンドセレモニーは、結婚式で誓いの言葉を交わした後に行われるのが一般的です。
お二人が一緒に砂をそそぎ、容器が砂で一杯になったら蓋をします。
日本でも水合わせの儀や土合わせの儀といった、新郎新婦様がお二人で互いのご実家の水や土をあわせる儀式が存在するのをご存知でしょうか?。
水合わせの儀は、それぞれのご実家の水を両家のお母様が当日の朝にくみ、それを注ぎ合わせた水を新郎新婦様が飲むという、日本古来の儀式です。人前式・神前式で行われています。
また、土合わせの儀は、それぞれのご実家の土を鉢の中に苗木と一緒に合わせ、結婚式で新郎新婦様が水やりをする、というものです。
いずれも厳かな雰囲気で和装にもぴったりなセレモニーです。
その2.
欧米では定番!聖書が起源の「ユニティ・キャンドル」
披露宴では定番の演出となっているキャンドルサービスですが、そのベースとなった儀式があります。
旧約聖書にある「それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」
という教えから生まれたセレモニーが起源とされている「ユニティ・キャンドル」です。
欧米では定番の演出で、両家から受け継いだキャンドルの火を新郎新婦様がお二人同時に新しいキャンドルに灯します。
まず、祭壇に3本のキャンドル(両端は小さめで、中央には少し大きめのもの)を用意し、両端にそれぞれ両家のご両親(お母様が行うのが一般的です)が火を灯します。
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そのキャンドルをそれぞれ新郎新婦様が手に取り、中央にあるキャンドルに同時に点火します。
日本でも定番の演出で、新郎新婦様から各テーブル1名のゲストにキャンドルを灯し、その後テーブルのゲスト同士で順番に点火して行く「キャンドルリレー」があります。
形は違えど思いを繋ぐキャンドルを使った演出は記憶に残ることでしょう。
使用したキャンドルは記念に持ち帰り、メモリアルキャンドルとして結婚記念日のお祝いに合わせて毎年火を灯してみては?
キャンドルの前で1年間の思い出を振り返るなんてロマンティックですね。
その3.
ゲスト全員が参加できる!「ウエディングツリーの結婚証明書」
葉がついていない裸の木が描かれた紙に、ゲストが1人ずつフィンガースタンプとサインをし、木を完成させる結婚証明書もおすすめです。
ゲストのサインは結婚の承認の証となりますし、スタンプの色を変えることで季節感を出すことも可能です。
他にも五線譜にして音符代わりにフィンガースタンプしてもらう演出も。
完成すると、新郎新婦様の思い出の曲になるというのもお洒落なアイデアで素敵ですね。
また、新郎新婦様からの質問にゲストが回答するゲームのような演出もできます。
例えば、「幸せな結婚生活に必要なことは?」という質問に、ピンクは「愛情」、水色は「思いやり」、黄色は「お金」など、用意された答えに合った色のインクでスタンプしてもらい、披露宴中にその結果を発表するというのもゲスト参加の演出として楽しんでいただけるのではないでしょうか。
その4.
夫婦喧嘩もおさまる?ウエディング版タイムカプセル「ウエディングボックス」
数年後の自分へのメッセージなどを箱に入れ、その時まで封印するタイムカプセルのウエディング版と言えるのが「ウエディングボックス」です。
新郎新婦様が将来の自分たちにあてた手紙と生まれ年、または挙式した時のワインを入れて、数年後の結婚記念日まで封印しておくものです。
別名「ファイトボックス」とも呼ばれていて、夫婦喧嘩した時に開けることで、お二人が結婚当初の気持ちを思い出し、仲直りできるように、とも言われています。
将来生まれてくるお二人の子どもへのメッセージでも素敵ですね。
ゲストの方々にも新郎新婦様へ向けた手紙を書いていただき、一緒に入れるというのもおすすめです。
その5.
初めて見る互いの姿にドキドキ!「ファーストミート」
新郎新婦様がそれぞれ挙式の準備を整えたのち、初めてお互いの姿を披露するセレモニーを「ファーストルック」と言います。日本では「ファーストミート」の方が有名なので、聞いたことのある方もいらっしゃるのでは?
こちらの儀式は、結婚式前に花嫁姿を見ると幸せになれないという昔の言い伝えが由来しているようです。
初めて見る新婦様のウエディングドレス姿や、新郎様のタキシード姿に互いにドキドキしているそのドラマチックな瞬間を写真や動画にし、披露宴でゲストに発表します。お二人にとっては素敵な記念になるでしょう。
ファーストミートのシチュエーションとしては、
*背を向けたままの新郎様に新婦様が後ろから近づいて…
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*新郎様を目隠しをしてから振り返ってもらう演出が、可愛らしさとドキドキ感がでておすすめです。
ウエディングドレスの試着時から内緒にしなくてはならないのでプランナーさんに協力してもらいましょう。
海外でも盛り上がる定番の演出とされています。
ファーストミートの瞬間を写真や動画におさめて披露宴会場のスクリーンに流したり、挙式がファーストミートを披露する場にすると、ゲストの方々も一緒に感動を共有できるので、思い出に残る瞬間になるのではないでしょうか。
その6.
新たなカップルが誕生するかも?「ブライズメイド&グルームズマン」
海外のドラマや映画の結婚式のシーンではよく見かけますよね。
新郎新婦様と似ている衣装を身に着け、付き添うことでお二人の幸せを妬む悪魔の目をくらませ、お二人を守る中世ヨーロッパの風習が起源となっています。
独身のご友人数人で結婚式のサポーターとして移動や進行の手伝いを行います。
日本の結婚式では、介添人がいるためあまり一般的ではありませんが、華やかになりますし、大好きな友人とと共に結婚式を行うことができるのでおすすめです。
もしかするとブライズメイドとグルームズマンの中で新たなカップルが誕生!ということもあるかもしれませんね。
番外編
大きな花に囲まれて妖精気分?「ジャイアントフラワー」
結婚式の高砂の背景やバージンロードなどの装飾として、海外では巨大な紙製の花を飾る演出が注目されています。
ブーケ状になったものや、会場全体を巨大な花で飾ることで、まるで妖精になったかのようなメルヘンな気分が味わえる演出です。
インターネット通販などで購入することもできますが、ご自分で好きな花を作って飾る花嫁様もいらっしゃいます。
SNSにも映える写真がたくさんとれますから、ゲストにも好評でしょうし、アルバムやムービーも個性的な仕上がりになりますよ。
気になる演出をご自分の結婚式にも
今回ご紹介したように、世界中には結婚式のいろいろなセレモニーや演出アイデアがあります。
気になったものは、ご自分の結婚式に取り入れてみてはいかがでしょうか?
神戸の結婚式場「デゼーロ」には、世界のウエディングを展示しているスペースもございます。
ブライダルウェアにお越しの際には、ぜひご覧いただき参考にしてみてください。